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年齢を重ねても美容看護師として輝ける存在でいたい

年齢を重ねても美容看護師として輝ける存在でいたい

名前: 古木 優子(フルキ ユウコ)
SNS: @clinick_yuko
所属: Clinic K

韓国の美容クリニックでの勤務経験を持ち、現在は日本のクリニックに在籍しています。私は韓国のように、日本でも美容医療がもっと身近で安心して通える場所になることを願っています。さらに、日本の美容看護師が国内だけでなく海外にも目を向け、世界基準で「美容看護師」という職業を誇りに思えるような支援ができる道を作りたいと考えています。

今までのご経歴を教えてください。

看護学校卒業後、大学病院で消化器内科と整形外科に勤務し地域の皮膚科で学びました。2010年の韓国留学で美容医療に魅力を感じ、帰国後は大手美容外科に入職して技術と知識を広げました。韓国の大手美容外科で働き、グローバル事業本部の日本チームでマーケティングを経験。銀座に韓国直営クリニックを開院し、代表兼看護師として活動しましたが、コロナを機に退任。現在はClinic Kのオープニングメンバーとして勤務しています。

美容看護師になろうと思ったきっかけを教えてください。

韓国での語学留学中、シミを取りたくて人生で初めて訪れた美容皮膚科が美容看護師を目指すきっかけになりました。江南エリアのそのクリニックは、まるでカフェのような開放的な空間で受付後にはドリンクが提供されました。「Caféなのか?クリニックなのか?」と迷うほどで、(当時の)日本の閉ざされた美容医療のイメージとは全く異なる場所でした。この全く新しい体験が「帰国したら絶対に美容看護師になりたい!」という思いを強くさせ、美容看護師への大きなきっかけとなりました。

美容看護師に転職すると決めた際、周りの反応はどのようなものでしたでしょうか?

私が美容看護師への転職を決めた時、自分が「自由人」であることを理解してくれる周りの人からは「いつも好きなことをやって楽しそう」という反応が多かったです。私は「これやりたい!」と思ったら周りの反対を押し切ってでも目標に向かって進むタイプです。当時の美容業界はまだ隠れて行くような場所と見られ、働く人にもネガティブなイメージがあった時代でした。それでも韓国の開かれた美容医療を知ってしまった私の選択肢に迷いはありませんでした。

初めて美容クリニックに転職した際、転職活動で苦労したエピソードはありますか?

その当時「とりあえず大手」という考えがあり、1カ所のみ面接を受けそのまま入職しました。通常は慎重に行動することもありますが、この時は「大手美容外科で美容看護師になりたい」という気持ちが勢いに勝っており、深く情報収集をすることなく直観で職場を選んだ経験があります。

病棟と美容クリニックの「求められるスキル」「給与、休日、残業」「休日の過ごし方」などに違いはありますか?

病棟勤務では看護学校で学んだ看護技術と病気へのアセスメント能力が特に重視されました。急性期病棟での勤務は日々忙しく、情報収集のため早朝出勤や消灯直前までの残業が当たり前で休日は主に勉強か睡眠に費やしていました。一方、美容クリニックでは看護技術よりも「サービス業」としての接客スキルが求められ慣れるのに苦労しましたが、予約制で夜勤がなく、勤務時間が守られるため生活スタイルが整い休日には好きなことをする余裕が生まれました。

美容看護師になる前となってからで美容看護師に対する印象の違いはありますか?

美容看護師としての仕事を特に深く考えずに「やってみたい」と直感で飛び込みました。病棟勤務時には外部の勉強会への参加が少なかったですが、美容看護師になってからは様々なイベントに参加したり、登壇、学会参加、セミナー講師を務めたりと多彩な活動に携わる機会があります。これらの経験は美容看護師ならではの特権であり、自分の行動次第で仕事の幅が大きく変わると感じています。

美容医療業界未経験者が美容クリニックで働く際、大手と個人クリニックで合う人と合わない人の特徴はありますか?

大手と個人クリニックでは働き方に違いがあり、どちらが合うかは自分の気持ちの持ち方次第です。大手クリニックでは看護師の仕事が明確に区分され全国統一のマニュアルに沿って業務が行われるため、規則的な環境で働きたい人に適しています。一方、個人クリニックでは看護師業務以外の仕事も手掛けたり、患者さん一人ひとりに合わせた施術を行うためマニュアルに頼らず柔軟に対応できる能力が求められます。それぞれの環境で活躍できるかは自分がどのように働きたいかによります。

40代、50代以上になっても美容看護師として働くにはどのような経験やスキルが必要だと思いますか?

50歳に近づくにつれて美容看護師としての輝きを見せる絶好のチャンスだと感じています。20代や30代で美しさを保つのは比較的容易ですが、40代や50代で美しさを保つにはずっと多くの努力が必要になります。この年代で「キレイ」を保つことで、アンチエイジングを目指す同世代に希望を与え、彼らにとっての模範となることができます。これは若い美容看護師には真似できない独自の価値です。そのためには、日ごろのお手入れはもちろんスキルの維持成長・日々進化している美容業界の変化についていけるように学び続ける努力も必要です。

美容看護師の魅力ややりがいに感じることを教えてください。

美容看護師の魅力とやりがいは、医師の指示のもとでお客様に直接施術を行える点にあります。韓国では看護師が日本の様にお客様へレーザーを照射したりすることができません。すべて医師の施術となります。その点日本は看護師の施術領域がとても広いです。その分知識やアセスメント能力は必要となります。一歩間違えればキレイになりたくてご来院頂いたお客様を傷つけてしまうこともあり、直接自分が手を施すことの責任は大きいと感じています。その分お客様のコンプレックスが解消され喜んでくださったときはホントにやりがいを感じます。

今後の目標があれば教えて下さい。

今後の目標は、日本の美容医療が益々発展し進化し、またそこへ通うお客様がもっと美容医療を身近に感じてもらえるような風潮や環境を作っていきたいです。また、私の様に50歳を目の前にした美容看護師の皆様が今後のキャリアプランで迷う事がない様に導けるようなそんな存在になりたいと考えています。クリニックで働くことだけが看護師の仕事ではないので年齢を重ねても美容看護師としての経験を活かしながら出来る仕事をもっと増やし生涯美容看護師として働ける環境を作りたいと考えています。2024年から外部への発信の1つとして「kim’s Lounge」というコンテンツを作りクリニックのLoungeを利用しセミナー開催をし多くの方々のコミュニティの場として開放しております。今後もこの活動を通じて多くの美容看護師をはじめコメディカルの皆様と美容医療の輪を広げていきたいと考えております。

美容看護師を目指している看護師さんたちにメッセージをお願いします。

一度しかない人生なので「やってみたい」と思ったらまず行動に移してみてください。美容看護師は自分の努力や意欲次第で働く世界を広げられると感じています。特に美容の世界でこんなことをしてみたい・こんな美容看護師になりたいなど将来のビジョンが描けているならまだまだ発展途上である美容看護師の世界で新たな分野を切り開く先駆者になれるはずです。まずはスタートラインに立たない限り何も始まりません。誰でも最初は不安がつのってきます。でもきっと走り出したらその不安がなくなり、ゴールに着くころには大きなやりがいがついてくると思います。

電話受付(平日)
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