アンバサダー
一人でも多くのお客様に喜んでいただける治療を提供し続ける
名前: 清水 美理 (シミズ ミリ)
SNS: 清水美理/アートメイクスクール講師兼責任者/SBC ART
アートメイク学校『SBC ART』運営責任者
『SBCART』未経験でも就職ができるアートメイクスクール
所属: SBCメディカルグループ
私はSBCで15年間、美容ナースとしては17年間の経験があります。美容皮膚科、美容外科、AGA、アートメイクといった様々な分野で活動し、現場役職やマネージャーとしてもステップアップしてきました。
2023年からは、SBC ARTというアートメイクスクールを開校し、講師兼スクール運営を担当させていただいています。これまでの経験を通じて、美容ナースとして幅広い知識とスキルを身に付けてきたと感じております。
- 1 今までのご経歴を教えてください。
- 2 美容看護師になろうと思ったきっかけを教えてください。
- 3 美容看護師に転職すると決めた際、周りの反応はどのようなものでしたでしょうか?
- 4 初めて美容クリニックに転職した際、転職エージェントを利用しましたか?
- 5 初めて美容クリニックに転職した際、転職活動で苦労したエピソードはありますか?
- 6 病棟と美容クリニックの「求められるスキル」「給与、休日、残業」「休日の過ごし方」などに違いはありますか?
- 7 美容看護師になる前となってからで美容看護師に対する印象の違いはありますか?
- 8 美容医療業界未経験者が美容クリニックで働く際、大手と個人クリニックで合う人と合わない人の特徴はありますか?
- 9 40代、50代以上になっても美容看護師として働くにはどのような経験やスキルが必要だと思いますか?
- 10 美容看護師の魅力ややりがいに感じることを教えてください。
- 11 今後の目標があれば教えて下さい。
- 12 美容看護師を目指している看護師さんたちにメッセージをお願いします。
今までのご経歴を教えてください。
看護学校を卒業後、海外への憧れからワーキングホリデーでカナダに留学しました。帰国後は貿易系の会社で派遣として働いていましたが、ある時、美容看護師になりたいと思い立ち、美容クリニックに転職しました。老舗の美容クリニックで皮膚科と外科の両方で1年半経験を積んだ後、脱毛専門クリニック、ワキガ治療専門クリニック、歌舞伎町の点滴バーなどで経験を重ね、2009年にSBCに入職しました。
SBCでは、AGAや自毛植毛の分野に取り組み、役職やマネージャーなどのキャリアアップも経験しました。2018年にアートメイクを導入したことをきっかけに、アートメイクの世界に進みました。ゾーンマネージャー兼アートメイクナースとして働きながら、アートメイクナースの教育にも携わり、2023年には外部向けアートメイクスクールを設立しました。現在に至ります。
美容看護師になろうと思ったきっかけを教えてください。
美容看護師になろうと思ったきっかけは、テレビで芸能人の美容整形事情を見たことです。その時に「美容整形」という医療があることを初めて認識しました。それまで看護師という職業は病棟やオペ室のイメージが強く、自分には合わないと思って避けていましたが、美容分野には非常に興味があり、美容看護師になろうと決めました。
美容看護師に転職すると決めた際、周りの反応はどのようなものでしたでしょうか?
もともと看護師として働いていなかったため、せっかく取得した資格を生かす仕事に就くことについては、周りもすぐに賛成してくれました。止めたり心配する人はいませんでした。
初めて美容クリニックに転職した際、転職エージェントを利用しましたか?
いいえ。自分で美容クリニックを調べて、履歴書を送りまくりました!今思えば、転職エージェントを利用した方が、色々相談しながら効率よく転職ができたのではと思います。
初めて美容クリニックに転職した際、転職活動で苦労したエピソードはありますか?
17年前の美容医療業界は、新卒や臨床未経験の看護師を雇っていないところが多く、履歴書の時点で落とされることが多かったので苦労しました。面接は得意な方でしたが、書類選考で落とされるため、特技を発揮する機会がほとんどありませんでした(笑)。確か10箇所くらいのクリニックに履歴書を送り、面接できたのは2箇所だけだったので、面接時は必死に自己アピールをした覚えがあります!
結果的に、看護師として何のスキルもない私を雇ってくれたクリニックがあったおかげで、美容看護師としてのスタートを切ることができ、今の自分がいると思います。
病棟と美容クリニックの「求められるスキル」「給与、休日、残業」「休日の過ごし方」などに違いはありますか?
私は病棟の経験はないのですが、主任だった頃にスタッフとの関わりの中で感じたことがあります。それは「接客スキルが苦手な看護師が意外に多い」ということです。
病棟では「患者さん」だったのが、美容クリニックでは「お客様」になるため、その対応に違和感を感じやすいのかもしれません。転職して比較的早く退職する方の多くが「接客業が自分には向いていないと感じた」という理由で退職していました。
美容看護師になる前となってからで美容看護師に対する印象の違いはありますか?
美容看護師になる前は、正直、一般の看護師よりも楽そうな印象がありましたが、実際は全然大変でした!
新しい機械や治療、術式が次々と導入されるため、知識や技術を覚えたり、マニュアルを作成したり、後輩に教えたりするなど、意外とやることが多いと感じました。しかし、常に新しいことに触れたり、挑戦することはとても楽しかったです。
また、クリニックによると思いますがSBCの場合、意外にも研修が多いことに驚きました!リーダーシップ研修、コンプライアンス研修、チームビルディング、マネジメント研修、マーケティング研修など、役職に応じた研修が組まれていることには驚きましたが、研修での学びは多く、現場で活かせることばかりで楽しいです。
美容医療業界未経験者が美容クリニックで働く際、大手と個人クリニックで合う人と合わない人の特徴はありますか?
大手クリニックは人間関係が比較的「楽」で、業務は「マニュアル化」されていることが多いです。一方、個人クリニックは人間関係が比較的「密」になりやすく、業務は「柔軟性」があると思います。
私は仕事とプライベートを分けたいタイプなので、今のSBCがとても合っています。個人クリニックでは業務よりも人間関係に難しさを感じました(笑
職場の人間関係がプライベートにも影響しやすい方や、業務上ルールがきっちり決まっているのが苦手な方は、個人クリニックが合うと思います。
40代、50代以上になっても美容看護師として働くにはどのような経験やスキルが必要だと思いますか?
美の追求には終わりがないので、美容看護師である以上、自分の美にも妥協せず、積極的に美容治療を体験し、お客様と共感の接点を持つことが大事だと思います。
私も40代を目前にして、以前より積極的に美容治療を体験しています。アートメイクもまずは自分が体験し、施術前の疑問や不安、施術中の痛み、施術後の不便や不快感を理解するように努めています。自分が取り扱う治療については、体験して感じることが重要だと感じています。
スキルとは異なりますが、常に新しいことに挑戦したり、興味を持って積極的に取り入れるというマインドが必要だと思います。
美容看護師の魅力ややりがいに感じることを教えてください。
現場にいた頃は、目の前のお客様が喜んでくれることが一番のやりがいでした。時には涙を流して喜んでくれたり、鏡を見た瞬間に顔がぱっと明るくなったりする姿を見て、美容看護師になって良かったと感じていました。
SBCに転職して役職がつくようになってからは、自分やスタッフの成長を感じられることもやりがいに追加されました。正直、役職が上がって責任が増えるたびに内心怖かったですが、自分を信じて任せてくれる会社に応えたいと思い、努力してきました。壁にぶち当たることも多かったですが、信じてくれる先輩や支えてくれる仲間がいて、そのおかげで壁を乗り越えるたびに自分の成長を感じることができました。また、部下やスタッフが同じように壁にぶち当たりながらも乗り越えていく姿を見ることも大きな喜びでした。
美容看護師として幅広いキャリアを積み、成長を感じられる環境で働くことが楽しく、15年はあっという間でした。
今後の目標があれば教えて下さい。
アートメイク取り扱い院の拡大やアートメイクスクールの全国展開、パラメディカルアートメイクの導入、植毛とアートメイクを掛け合わせた治療の確立など、やりたい事は山ほどあるんです!
なので、大きく目標を語るなら「一人でも多くのお客様に喜んでいただける治療を提供し続ける」でしょうか(^^
美容看護師を目指している看護師さんたちにメッセージをお願いします。
美容看護師は奥が深いです!現場だけではなく、運営サイドにも幅広く美容看護師としての業務があります。
美容看護師は若いうちしか出来ないというイメージを持つ方もいますが、私は今のSBCでそう感じたことはありません。自分よりも年上の方々が活躍している姿を日々見ているからです。私もまさかスクールを開校して講師になるなんて、転職時は思いもしませんでした!
あなたが望めば無限の可能性を秘めているのが美容看護師だと思います。
自分の可能性を信じて飛び込んでみてください!