アンバサダー
子育てと両立しながら、必要とされる美容看護師として、美と健康の両面から支えられるよう学び続けていきたいです。

名前: 村田 陽子(ムラタ ヨウコ)
SNS: ns_yopi_87
所属: ポラリスクリニック中野駅前皮膚科形成外科
美容部員として働いていた頃、美容医療の存在を知り、「私もこの分野に携わりたい!」という思いが芽生え、思い切って皮膚科の看護助手に転職しました。この選択が、私の人生にとって大きな転機となりました。
助手として働くなかで、美容医療の素晴らしさや奥深さに日々触れるうちに、「今度は自分の手で患者様を綺麗にしたい」と思うようになり、27歳で看護学校へ入学。30歳で正看護師免許を取得しました。
その後、総合病院で1年間勤務し、2年目で念願だった美容看護師へ転身。現在は美容看護師として7年目を迎え、保険診療と自由診療を行う皮膚科・形成外科クリニックの立ち上げメンバーとして、日々やりがいを感じながら働いています。
- 1 今までのご経歴を教えてください。
- 2 美容看護師になろうと思ったきっかけを教えてください。
- 3 美容看護師に転職すると決めた際、周りの反応はどのようなものでしたでしょうか?
- 4 初めて美容クリニックに転職した際、転職活動で苦労したエピソードはありますか?
- 5 美容看護師になる前となってからとで「給与、休日、残業」「休日の過ごし方」の違いはありますか?
- 6 美容看護師になる前となってからで美容看護師に対する印象の違いはありますか?
- 7 美容医療業界未経験者が美容クリニックで働く際、大手と個人クリニックで合う人と合わない人の特徴はありますか?
- 8 40代、50代以上になっても美容看護師として働くにはどのような経験やスキルが必要だと思いますか?
- 9 美容看護師の魅力ややりがいに感じることを教えてください。
- 10 今後の目標があれば教えて下さい。
- 11 これから美容看護師にチャレンジする方にメッセージをお願いします!
今までのご経歴を教えてください。
地元・九州で化粧品店の美容部員として勤務していましたが、さまざまなお悩みを持つお客様と接するなかで、化粧品だけでは限界があることを感じるようになりました。そんなとき、美容医療の存在を知り、「これだ!」と衝撃を受けたのがすべてのはじまりです。
その後、化粧品店を退職し、一念発起して24歳で上京。都内の一般皮膚科・美容皮膚科で看護助手として働き始めました。目の前で肌そのものが美容医療の力で綺麗になっていく様子に感動し、保険診療と美容皮膚科、両方を学べる環境にやりがいを感じながら働いていました。
次第に「自分も美容看護師として患者様の肌に直接関わりたい」という想いが強くなり、27歳で都立の看護学校に入学。30歳で正看護師免許を取得しました。卒業後はまず経験を積むために総合病院のHCUに勤務し、1年後、看護助手時代にお世話になった先生から声をかけていただき、その方が開業された皮膚科・美容皮膚科クリニックにて、美容看護師としてのキャリアをスタートしました。
その後、妊娠・出産を経て時短勤務で復職しましたが、ライフステージの変化とともにキャリアや働き方について考えるようになり、「動くなら今しかない」と決意。5年間勤めたクリニックを退職し、2025年4月よりポラリスクリニックの立ち上げメンバーとして新たなスタートを切りました。
美容看護師になろうと思ったきっかけを教えてください。

皮膚科の看護助手として働いていた頃は、患者様へのカウンセリングや、医師・看護師の介助といった業務しかできませんでした。そんな中で次第に、「自分の手で患者様を綺麗にしたい!」という気持ちが強くなり、美容看護師になることを目指して、看護師の資格を取得しました。
美容看護師に転職すると決めた際、周りの反応はどのようなものでしたでしょうか?
美容看護師になるために資格を取ったこともあり、家族は応援してくれました。前職の総合病院での勤務期間が短かったこともあって不安はありましたが、夫に相談したところ、「応援してるよ」と優しく背中を押してくれて、思いきってチャレンジする決意ができました。
初めて美容クリニックに転職した際、転職活動で苦労したエピソードはありますか?
特に大きな苦労はありませんでした。知人からは、年齢や子どものことが理由で転職活動がなかなか進まないという話を聞いていたので、自分はスムーズに転職できて、本当に恵まれていたなと感じています。
美容看護師になる前となってからとで「給与、休日、残業」「休日の過ごし方」の違いはありますか?

【求められるスキル】
美容医療は医療であると同時に、接客業でもあると思っています。一般病院でも接遇やホスピタリティは必要ですが、美容クリニックではそれがより重要だと感じます。身だしなみや所作、話し方やスピード、患者様への触れ方など、細やかな配慮が求められると思います。また、患者様が満足できるような効果のある施術力と知識力、予約時間内に安全に施術を終えられる力、そして患者様に合わせた配慮や気配りができる共感力も必要だと感じています。
【給与・休日・残業】
HCUにいた頃は、12時間のロング日勤に加えてほぼ毎日残業、さらに夜勤が月に6〜7回あるなど、かなり過酷な環境で「命を削って働いている」ような感覚でした。
美容クリニックに転職してからは夜勤がなくなり、残業もかなり減ったため、HCU時代よりも給与は下がりましたが、そのぶん家族や友人と過ごせる時間が増えたことが本当に嬉しかったです。家族と一緒にご飯を食べたり、夜しっかり睡眠を取れるようになり、規則正しい生活ができるようになったことで、心身ともに健康になったと感じています。
【休日の過ごし方】
HCU時代は、疲労で休みの日はほとんど眠って過ごしていたと思います笑。美容看護師になってからは休日が増え、オンとオフのメリハリをつけて過ごせるようになりました。好きな人たちと美味しいものを食べに行ったり、子供が生まれてからは自分の時間は少なくなりましたが、月1回の美容室やさまざまな美容クリニックに患者として通うことがリフレッシュになっています。
また、休日を使って美容医療の学会や勉強会にも参加し、新しい知識をどんどんインプットしています。転職してからは休日がより充実したものとなり、「また仕事を頑張ろう!」という気持ちに自然と切り替えられるようになりました。
美容看護師になる前となってからで美容看護師に対する印象の違いはありますか?
美容医療では、デバイス治療など医師の指示のもとで看護師が施術に入るため、一般病院と比べて、患者様に対する責任がより大きいと感じました。たとえば、熱を加える施術の場合、アセスメントが不十分なまま指示通りの出力で照射してしまうと、思わぬトラブルが起こることもあります。
だからこそ、患者様のお肌を傷つけてしまわないよう、常に多方面から観察し、考えながら施術に臨む姿勢が大切だと実感しています。
美容医療業界未経験者が美容クリニックで働く際、大手と個人クリニックで合う人と合わない人の特徴はありますか?
私は個人クリニックでしか働いたことがないのですが、少人数でアットホームな雰囲気が自分には合っていたと感じています。ただ一方で、個人クリニックはスタッフの数が限られているため、教育に十分な時間をかけにくいことが多い印象です。
美容未経験の方で、まずはしっかりと土台を作りたいという方には、マニュアルが整っていて研修制度がある大手クリニックのほうが、幅広い知識や技術を身につけられて良いのではないでしょうか。
40代、50代以上になっても美容看護師として働くにはどのような経験やスキルが必要だと思いますか?
美容医療は日々アップデートされているので、年齢に関係なく、常にアンテナを張って学び続ける姿勢が大切だと思います。また、どんな状況にも柔軟に対応できるスキルも必要だと感じています。
私自身もあと数年で40代になりますが、年齢を重ねることで得た経験を活かしながら、知識や技術を深めるのはもちろん、どんな場面でも患者様の不安や苦痛に寄り添えるようになりたいです。そして、幅広い年代の患者様と信頼関係を築けるスキルを身につけていきたいと思っています。
美容看護師の魅力ややりがいに感じることを教えてください。

お肌の悩みが改善して、患者様が喜ばれている姿を見る瞬間は、いつでも「美容看護師をしていて本当に良かったなぁ」と感じます。小さなシミやニキビがあるだけで、なんとなく気持ちが沈んでしまうことってありますよね。外見の悩みが解消されると、不思議と心も前向きに、健やかになれる -それが美容医療の素晴らしい力だと思います。
たくさんの人の人生に、美容を通して寄り添えること。それが、美容看護師としての一番の魅力だと感じています。
今後の目標があれば教えて下さい。
子育てと両立しながら、これからも現場でプレイヤーとして美容看護師を続けていくことが目標です。たとえ子供の成長に合わせてライフスタイルが変わったとしても、変わらず「必要とされる美容看護師」でありたいと思っています。そのために、常に向上心を持って、学び続けていきたいです。
肌が綺麗になるためには、健康であることが大前提だと考えています。美容医療だけでなく、栄養・睡眠・運動など、さまざまな視点から美をサポートできるように、これからも知識を深めていきたいと思っています。
これから美容看護師にチャレンジする方にメッセージをお願いします!
美容が好きで、人も好きであれば、楽しくやりがいを感じながら働ける素晴らしいお仕事だと思います。挑戦したいけど、年齢やママだからなどの理由で躊躇しているのなら、まずは行動してみてほしい!
一度きりの人生です。やりたいこと、好きなことを仕事にできたら、辛いことや苦しいことも頑張れちゃいますよ!自分に不利だと思っていることでも、考え方次第で自分の武器にもできます。美容看護師になり、自分自身も含めたくさんの人を綺麗にしていきましょう!そして、一緒に美容医療業界を盛り上げていきましょう♡