アンバサダー
クリニックの成長と自身のスキル向上を両立させながら、美容医療の現場で学び続けていきたいです。

名前: 小林 琳子 (コバヤシ リコ)
SNS: @_ns.rico_jasmine
所属: Jasmine skin clinic
看護師歴10年目のワーママです。
これまでNICUや産婦人科などの周産期医療に約7年間携わり、新生児・妊婦・褥婦への看護を学んできました。途中、美容クリニックでの勤務経験も半年ほどあります。
周産期では夜勤や急なお産、緊急帝王切開などで残業が重なり、育児との両立が難しくなったことから、転職を考えるようになりました。もともと美容が好きだったこともあり、「美容に携わりたい」という思いが強く、ワークライフバランスの取れる職場を探して、現在のクリニックに就職しました。
- 1 今までのご経歴を教えてください。
- 2 美容看護師になろうと思ったきっかけを教えてください。
- 3 美容看護師に転職すると決めた際、周りの反応はどのようなものでしたでしょうか?
- 4 初めて美容クリニックに転職した際、転職エージェントを利用しましたか?
- 5 初めて美容クリニックに転職した際、転職活動で苦労したエピソードはありますか?
- 6 美容看護師になる前となってからとで「給与、休日、残業」「休日の過ごし方」の違いはありますか?
- 7 美容看護師になる前となってからで美容看護師に対する印象の違いはありますか?
- 8 美容医療業界未経験者が美容クリニックで働く際、大手と個人クリニックで合う人と合わない人の特徴はありますか?
- 9 40代、50代以上になっても美容看護師として働くにはどのような経験やスキルが必要だと思いますか?
- 10 美容看護師の魅力ややりがいに感じることを教えてください。
- 11 今後の目標があれば教えて下さい。
- 12 これから美容看護師にチャレンジする方にメッセージをお願いします!
今までのご経歴を教えてください。
総合病院のNICUで約4年間勤務した後、結婚を機に退職しました。
その後、美容皮膚科へ転職しましたが、業務内容に疑問を感じたことに加え、NICUでは主に新生児の看護を担当していたため、妊婦や褥婦の看護も学びたいと思い、半年で退職しました。
その後はレディースクリニックに転職し、約3年間勤務。妊娠から出産、さらにその後の育児支援まで、周産期を通した幅広い看護を深く学ぶことができました。
周産期全体の知識を得たことで、今後は子育てと両立しながら、自分の好きな美容医療や、皮膚疾患のある方への看護により深く携わりたいと思い、転職活動を経て、現在のクリニックに就職しています。
美容看護師になろうと思ったきっかけを教えてください。

元々、美容が大好きだったことに加えて、学生の頃にニキビにすごく悩んでいた経験が、看護師を目指すきっかけの一つになりました。
人前に出るのが嫌になったり、できるだけ顔を隠して過ごしたりと、肌悩みが原因で心まで落ち込んでしまっていたことを、今でもよく覚えています。
そんな私にとって、皮膚科や美容皮膚科に通うことで徐々にニキビが落ち着き、気持ちまで明るくなれた経験はとても大きなものでした。
また、出産後に肌がボロボロになり、シミが増えた際にも美容医療の力に助けられたことが、改めて「美容に携わりたい」と思うきっかけになりました。
現在勤務しているクリニックには、「外見的な悩みを改善することで、内面からも美しくなれる」という理念があり、私自身その考えに深く共感しています。
ここでなら、過去の自分のように悩む方々の力になれるかもしれないと思い、就職を決めました。
美容看護師に転職すると決めた際、周りの反応はどのようなものでしたでしょうか?
周りの反応は本当にさまざまで、「美容の方が合ってるよ!」と応援してくれる人もいれば、「もっと総合病院で経験を積んだ方がいいんじゃない?」と心配してくれる声もありました。自分の中でも迷いはありましたが、それでも「やってみたい」という気持ちが強く、美容の世界へ一歩踏み出すことを決めました。
初めて美容クリニックに転職した際、転職エージェントを利用しましたか?
初めて美容クリニックに転職する際には、美容医療に特化した転職エージェントさんに相談させていただきました。美容業界の知識が豊富で、私自身がどのような働き方をしたいのか、どんなクリニックが合いそうかなど、親身にヒアリングをしてくださいました。
面接にも同行してくれて、とても心強かったです。自分では聞きにくいこともエージェントの方が積極的に聞いてくれました。初めての業界で不安も多かったのですが、一緒に頑張ってくれているエージェントさんがいたので自分も常に前向きな気持ちで転職活動ができました。
初めて美容クリニックに転職した際、転職活動で苦労したエピソードはありますか?
自分のライフスタイルやワークライフバランスに合った職場を探すことに苦労しました。
また、自分は美容施術が充実したクリニックで働きたかったので、気になるクリニックは自分で調べてエージェントさんの情報も擦り合わせながら探しました。
美容が初めてだった時は新しい分野に踏み入れる不安もありました。教育体制が整っているのか、未経験の方も働きやすいかなども配慮してエージェントの方がクリニックを提案してくださったのでとても助かりました。
また、面接では一般病棟の面接とは、見られる部分が違うため、対策も大変でした。
接客という部分が多いため、コミュニケーション能力や話し方、笑顔など、ホスピタリティがとても重要になるので、自分に足りていなかった部分を面接後にエージェントの方が指摘してくださり、次の面接時に活かせることができました。
美容看護師になる前となってからとで「給与、休日、残業」「休日の過ごし方」の違いはありますか?

美容看護では、外科施術を行うかどうかで求められるスキルに違いがありますが、共通して大切なのは「どれだけ相手のことを思って看護(施術)ができるか」「どれだけ美容が好きか」だと感じています。外科を担当する場合は、手術介助や点滴挿入といった技術も求められます。現在の職場では残業がほとんどなく、レディースクリニックに勤務していた頃よりも給与面も良く、働きやすさを実感しています。
美容看護師になる前となってからで美容看護師に対する印象の違いはありますか?
特に大きな印象の違いはありませんが、実際に美容ナースとして活躍されている方々を見ていると、圧倒的な努力量と知識の深さには本当に驚かされます。日々の積み重ねがあってこそ、あのようなプロフェッショナルな姿があるのだと感じます。
美容医療業界未経験者が美容クリニックで働く際、大手と個人クリニックで合う人と合わない人の特徴はありますか?
大手クリニックは、新卒の方や独身の方に合っていると思います。統一されたマニュアルや体制の整った環境で、基礎からしっかり知識を学びたい方にはぴったりです。
一方で、個人のクリニックは、子育て中の方や個別性のある看護を大切にしたい方、自ら学びを深めていける方に向いていると思います。それぞれのライフスタイルや学び方に合わせて選ぶのが良いと思います。
40代、50代以上になっても美容看護師として働くにはどのような経験やスキルが必要だと思いますか?

個別性のある丁寧な対応ができることが大切だと思います。年齢を重ねるからこそ、お客様から「この人に任せたい」と思ってもらえる安心感や、「自分もこんなふうになりたい」と感じてもらえるような見本になれるかどうかが、美容看護師として長く活躍するための鍵だと感じます。
美容看護師の魅力ややりがいに感じることを教えてください。
目に見えて、患者様の悩みが改善されて笑顔が増えていくことが、何よりのやりがいです。美容看護は結果がはっきり現れる分、お一人おひとりの変化を一緒に喜べる瞬間がたくさんあります。また、ご指名をいただける患者様がいらっしゃることも、自分の看護や対応を信頼してくださっている証だと感じられて、本当に嬉しく、励みになっています。
今後の目標があれば教えて下さい。
まだ当院はオープンして間もないので、スタッフみんなで切磋琢磨しながら、クリニックをより良い環境に育てていきたいと思っています。個人的には、今後も積極的に学会やイベントに参加し、美容ナースの方々との繋がりを広げながら、自分自身の知識や技術もさらに深めていきたいです。
これから美容看護師にチャレンジする方にメッセージをお願いします!
美容が好きな方、好きなことを仕事にできるって、すごく幸せなことだと思います。まるで趣味がそのまま仕事になるような感覚です。自分自身もキレイになれて、患者様のキレイをサポートできる―そんなやりがいにあふれたお仕事です。
「経験がないから」「子育て中だから」「もう若くないから」…そんな理由で夢をあきらめないでください。誰かの“美”を支える仕事がしたいという気持ちこそが、いちばん大切です。皆様が“美ナース”として、一緒に輝ける日を楽しみにしています。