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美容看護師に必要な資格とスキル | 美容看護師エージェントが教える美容好きにおすすめのスキル5選!

美容看護師に必要な資格とスキル | 美容看護師エージェントが教える美容好きにおすすめのスキル5選!

美容クリニックで働きたいと考えている人にとって、必要な資格やスキルを知っておくことは、転職する時も実際に働く時にも必要です。そこで今回は美容看護師、美容クリニック、両方の立場から、美容看護師に必要な資格やスキルについて説明します。

美容クリニックの就職に興味のある人や面接で好印象を与えたい人は、ぜひ続きをご覧ください。

美容看護師に必要な資格

美容クリニックで働くには、「看護師免許」か「准看護師免許」があれば他に資格はいりません。入職後に美容クリニックで必要な知識やスキルはしっかりと教わることができるので、未経験でも心配はいらないでしょう。ただし、美容クリニックによっては「准看護師不可」のクリニックもあるのでその点は事前に確認しておく必要はあります。

持っているとアピールできる資格

美容クリニックで働くのに必要はありませんが、持っていると面接の時にアピールできる資格はあります。それが「認定看護師」の資格です。

認定看護師とは、一定の資格や研修を受けた看護師のことを指します。日本では、日本看護協会が認定しており、認定看護師には、専門的な知識や技術を身に付けた「専門看護師」と、臨床経験が豊富で総合的な知識・技術を持った「認定看護師」があります。

認定看護師は、病院や診療所などの医療機関で、患者さんの健康管理や治療、看護の指導や教育などを担当したり、訪問看護や在宅医療にも携わることもあります。

看護師としてのスキルや知識を高めることができるため、キャリアアップに繋がるとされています。また、患者さんのニーズに応じた看護を提供することができるため、医療の質の向上にも貢献しているのが認定看護師です。認定看護師は肌管理や創傷治癒のスペシャリストなので、美容クリニックでもそのスキルを活かすことができます。

ただし、美容クリニックで働くために必須な資格ではありません。「認定看護師」の資格を持っていると面接時のアピールポイントになる、というもです。「認定看護師」の資格がないから採用されない、ということではないので安心してください。

どちらにしても、自分の資格・経験を生かして、美容医療の発展につなげたいという心意気がある人は、美容クリニック側から「一緒に働きたい」と思われることは間違いありません。

美容外科と美容皮膚科の違い

美容クリニックは大きく分けると「美容外科」と「美容皮膚科」あとは、歯を扱う「審美歯科」、漢方などを扱う「美容内科」などがあります。今回は美容クリニックのメインである「美容外科」と「美容皮膚科」で求められるスキルの違いについて説明します。

美容外科

美容外科は、美容を目的とした外科手術を行うのが特徴です。顔や体など様々な部分に対して、美容的な改善を行います。具体的には、たるみやしわ、脂肪の吸引や注入、目元や鼻などの形成、傷跡の処理など様々な施術があります。

容看護師は、医師が手術をしやすいようにサポートしたり考えて行動する必要があります。また、手術中は想定外のことも起こるので、その場で判断し臨機応変に対応しなければいけません。手術の介助はテキパキと動く必要がありますが、実はそれ以上にお客様に寄り添った関わりが必要で、高いコミュニケーションスキルが求められます。

美容皮膚科

一般的な皮膚科は皮膚に関する様々疾患やトラブルを治すのが目的ですが、美容皮膚科は奇麗な肌を作ることを目的としています。美肌や美白、切らない美容医療、レーザー医療、脱毛などの施術があります。

美容皮膚科は完全予約制なので1日の流れが把握しやすく、ほとんどの場合は予定通りに進みます。ただし、施術中は1対1でお客様と会話する時間が長くなるので、接客や営業のスキルが求められます。またお客様の今の肌の状態を、生活習慣や食事習慣、ケア方法などから総合的にアセスメントして、どのように施術をするのが効果的か考えるスキルが必要です。

美容看護師に必要なスキル

美容看護師に求められるスキルは、「看護師技術」「コミュニケーションスキル」「主体性」の3つです。それぞれ詳しく説明します。

看護師技術

看護師技術で必要なのは次の2つです。

・採血、点滴のスキル
・清潔不潔の概念

基本的な採血、点滴のスキルと清潔不潔の概念があれば問題ありません。ただし、採血や注射に対して苦手意識があったり、できなくても大丈夫です。最近では、ほとんどの美容クリニックがOJTの制度を取り入れているので、個々の経験やスキルに合わせた研修や教育を行ってくれます。そのため、美容業界が未経験でも不安になる必要はありません。

大切なのは今できることよりも、学ぼうとする姿勢です。積極的に取り組もうとする姿は、面接でも好印象を与えます。

コミュニケーションスキル

次に大切なのがコミュニケーションスキルです。美容クリニックは「患者様」ではなく、「お客様」に変わります。接客や接遇などの”おもてなしの心”を持って接することで、お客様と信頼関係を築くことが大切です。イメージは、客室乗務員やホテルで働くスタッフです。

また、美容クリニックでは看護師がお客様に直接施術をすることも多いので、お客様の状態や要望・悩みを聞き出し適切な治療を行うことができれば、満足してくれたお客様から感謝され指名されることもあります。これは美容看護師として働く喜びや、やりがいを感じる瞬間と言えるでしょう。

逆にお客様とのコミュニケーションにすれ違いがあると、クレームに繋がることもあります。ただし、クレームは今よりもよくなるためのご意見やアドバイスだと、前向きに受け取ることが大切です。

では、これらのコミュニケーションが苦手な人はどうすればいいのでしょうか。人見知りやお客様対応が苦手な人のほとんどは、正しい対応方法を知らないだけです。正しいコミュニケーションの取り方さえ学べば、誰でも上手くコミュニケーションを取ることができるようになるので安心してください。美容クリニックによっては、コミュニケーションの取り方を教えてくれるところもあります。コミュニケーションに苦手意識のある人は、接客方法を教えてくれる美容クリニックに絞って探してみるといいでしょう。

主体性

美容医療の業界では、医療のアップデートや新しい治療法が生み出されるスピードが早いため、それらの知識を勉強し続ける必要があります。そのためには、美容の知識や技術を常に最新の状態に保てるよう学ぶことが求められます。

また、勉強と言ってもただ知識を詰め込むのではなく、実際に施術を受けたり経験談を聞いたりすることで、しっかりと定着させることも成長のためには必要です。勉強に限らず、主体性をもって取り組める人は、美容クリニックだけでなくお客様からも求められる存在と言えるでしょう。

美容好きにおすすめの勉強5選

美容クリニックへの転職で、有利になる資格はありません。ただし、積極的に学ぼうとする姿勢は面接の時にも好印象を与えます。そこで、ここからは「美容についてもっと学びたい!」という人や「美容について勉強したいけど、何を勉強したらいいかわからない。」という方へおすすめしている資格やスキルをご紹介します。ぜひ参考にしてください。

日本化粧品検定

日本化粧品検定は、化粧品に関する知識や技術を身に付け、消費者に信頼される商品を提供することを目的にしています。化粧品業界・美容業界の業界認知度が約90%と高く、文部科学省援助の公的資格の為、信頼度が高い資格です。そのため、受験する年齢も10代~70代までと幅広く性別問わず人気があります。

資格試験では、化粧品の成分や効能、肌の構造やトラブル、化粧品の品質管理や販売に関する知識が問われます。日本化粧品検定は1級、2級、3級にわかれており、3級はWebページからいつでも無料で受けられます。2級と1級は会場での受験となります。試験は年に2回(5月と11月)開催されています。マークシート方式で42問以上の正解で合格。合格率は70%程度です。美容クリニックで働くのであれば1級の取得をおすすめします。

日本化粧品検定を取得するには、通信講座か独学で勉強し資格試験に合格する必要があります。出題範囲が広いので、忙しい人は通信講座でポイントを絞って勉強する方がいいでしょう。独学の場合は2~3ヵ月を目安に勉強が必要になります。以下、資格取得に必要な受験費用です。

資格受験料
1級13,200円(税込)
2級6,600円(税込)
3級無料

日本化粧品検定を取得するメリットは、美容に関する基礎知識全般を得られることです。例えば、髪や爪、肌の仕組み、ヘアケア、オーラルケア、栄養・サプリメント、化粧品の歴史や薬事法など、美容知識を網羅的に学べます。

日本スキンケア協会 スキンケアアドバイザー

日本スキンケアアドバイザーとは、日本スキンケア協会が認定する資格です。肌に関する知識やアドバイスを行うことができる人材になるためのスキルを身に付けることができます。主にスキンケアの基礎知識や肌トラブルの原因、肌タイプの見分け方、スキンケア商品の選び方、メイクアップの方法などが学べ、初心者からプロの方まで満足できる内容になっています。美容業界で働いている人が中心に受けている資格です。

日本化粧品検定との違いは、スキンケアアドバイザーはフェイシャルを中心に学ぶことができることと、コミュニケーション術も一緒に学ぶことができる点です。スキンケアアドバイザーの取得に試験はなく、日本スキンケア協会に課題レポートを提出し正答率が70%以上で合格です。そのため最短だと1ヵ月で取得することも可能です。

ただし、スキンケアアドバイザーを取得するには日本スキンケア協会が主催する通信講座の受講が必須になります。通信講座を受講しないと資格を取得することはできないので注意してください。また資格を持ち続けるためには毎年年会費を払う必要があります。以下、資格習得と維持に必要な費用です。

受講費用通常価格:46,800円(税込)、Web申込:36,800円(税込)
受講期間6ヶ月
資格認定登録料5,000円(税込)
年会費6,000円(税込)

年会費を払うことで、下記の特典を受けることができます。

・美容専門家による講習会への参加
・最新美容情報のメルマガ配信
・年3階の会報誌
・税務、保険コンシェルジュの無料相談
・美容セミナー動画配信

日本エステティック協会 認定エステティシャン

認定エステティシャンは、日本エステティック協会が認定する資格です。エステティック技能が適正かつ安全に提供できることを認定します。エステティックサロンや美容クリニックで、フェイシャルやボディの施術を行う際に必要される技術や知識を身に付け、一定の基準をクリアしたうえで取得することができます。

認定エステティシャンになるためには、下記の条件を満たし日本エステティック協会の正会員になる必要があります。また会員登録には入会金が22,000円(税込)と年会費18,000円(非課税)の支払いが発生します。

(1)エステティシャンセンター試験に合格
(2)協会認定校での300時間以上コースまたは1000時間以上コースの修了、または実務経験1年以上
※(1)(2)の両方の条件を満たす正会員者

認定エステティシャンを取得する流れは次の通りです。
①認定校で勉強するか、サロンで1年以上の実務経験を積む
②実技試験(技術力認定試験:フェイシャル/ボディ)に合格する
③筆記試験(エステティシャンセンター試験:マーク式)に合格する
 ※マークテストは100問で70%以上の正解で合格
④資格申請の手続きを行う
⑤資格を取得

認定エステティシャン受験料10,560円(税込)
日本エステティック協会 入会金22,000円(税込)
日本エステティック協会 年会費18,000円(非課税)
※上記費用のほかに認定校で勉強する場合は、別途受講料がかかります

日本コスメティック協会 スキンケアマイスター

日本コスメティック協会のスキンエアマスターは、肌の構造や昨日、スキンケア成分の知識、さまざまな肌トラブルの対処方法を学び、スキンケアのプロフェッショナルとして認定された資格で特に化粧品分野について学ぶことができる内容になっています。

資格の取得には、指定されたテキストを購入して勉強したのちWeb上で試験を受けます。全50問の3択式で正答率80%以上が合格となります。受験費用は5,500円(税込)で、他の美容資格と比較しても難易度が低いので手軽に取得できる資格です。

受験料5,500円(税込)
登録料3,300円(税込)

語学の習得

日本の美容医療は海外からの評価も高く、外国人の利用も増加傾向にあります。そのため、日本語以外の言葉を話せるのは大きな強みとなります。特に外国人の方と接することが多いクリニックでは、コミュニケーションの取り方や専門用語の翻訳など、高い語学力が求められます。

一般的に、美容看護師に求められるのは英語ですが、その他に中国語などアジアの言語にも堪能であると美容クリニックから喜ばれます。それぞれの美容クリニックによって求められる言語力は異なりますが、幅広い言語に対応できる美容看護師であることは大きな武器と言えます。

まとめ

繰り返しになりますが、美容看護師として働くためには「看護師免許」か「准看護師免許」があれば他に必要な資格はありません。また、面接に有利になる資格などもありません。ただし、美容クリニックの面接で良い印象を与えることは可能です。

それは、主体性をアピールすることです。例えば、何の資格を持っているかよりも、“こういう理由があって資格を取りました”と背景を説明したほうが、面接官にもあなたがどんな人かを理解してもらえます。仮にそれが美容以外の資格だとしても、積極的に行動できる人はとても魅力的に映るでしょう。

これから美容看護師への転職を考えている人は、今回の記事内容を参考に自身がアピールできるポイントを見つけてみてください。

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